# @kentacobayashi on Instagram

- **Type:** Image
- **Original URL:** https://www.instagram.com/p/DOKddQ6iLMC
- **Gondola URL:** https://gondola.cc/posts/61121592-kentacobayashi-instagram
- **Thumbnail:** https://img.gondola.cc/tr:w-,h-,fo-auto/postThumbnails/e1636ca7b3.jpg
- **Posted:** 2025-09-04T02:24:01.000+00:00
- **Account Owner:** Kenta Cobayashi 小林健太 (@kentacobayashi) — https://gondola.cc/kentacobayashi

## Caption

DIZZY DIZZY #smudge #invert（2020）

　《DIZZY DIZZY  #smudge #invert》は、《#smudge》のストロークをさらに抽出し、物質化へと展開した作品である。

　小林は、Photoshop上で描き出されたスマージの“ストローク（引き延ばし痕）”をデータとして取り出し、それをレーザーカッターでアクリルに刻み抜いた。画面上では一片のストロークにすぎないものが、切り出されることで物質的な存在感を持ち、立体的な線の軌跡として立ち上がる。

　左右に並ぶ二点は互いに対照的な関係にあり、左のイメージを反転（インバート）させたものが右に展開されている。形の対称性と色の反転が呼応し、まるで鏡像のように向き合う関係をつくり出す。

　技術的に興味深いのは、ストロークが「ビットマップ上の痕跡」でありながら、同時に「ベクターデータによるパス」としてレーザーカットの工程に転写されている点である。つまり、ビットマップ的なストロークとベクター的なストロークが同じ層に重なり、アクリルという物質に翻訳されている。

　モチーフとしては、高速道路を走行中に撮影したライトの軌跡が下敷きになっている。露光によって伸びたテールランプや光の線は、『AKIRA』（大友克洋、1998年）のアニメーションにも通じる演出を思わせるが、ストロークを刻む小林にとって重要なのは光跡の再現ではない。それ以上に、デジタルの痕跡を物質に翻訳すること──数値や演算という無機質な処理を、人間的な情緒や触覚を帯びた形に変換すること──が核心である。

　この翻訳は単なるコピーではなく、必ずノイズやズレを伴う。小林はそれを「語訳」として捉えている。異なる次元を横断する過程で生じる偶然性や歪みこそが、作品に命を与えるからだ。《DIZZY DIZZY #smudge #invert》は、そうした翻訳の痕跡を可視化する装置であり、ストロークが異世界を結ぶ“結び目”として立ち上がる瞬間を記録している。

## Stats

- **Views:** 0
- **Likes:** 0
- **Shares:** 0
- **Comments:** 0

## Tags

smudge, invert

---
Copyright (c) Gondola