【HTV9リレーエッセイ】
JAXA HTV技術センター
与圧部開発/射場・軌道上運用担当
森野智子
こうのとり(HTV)開発の製造着手時期から全9機に関わりました。
HTVは宇宙ステーション(ISS)への物資輸送機ですから、カーゴがお客様です。与圧部はHTV2でカーゴ用空間を増すレイアウト変更を行い、その後もカーゴ搭載構造や地上作業用の機材の改善も含め、競争力アップを続けてきました。
その中で、表立たずしかし確実に貢献してきた存在、カーゴ搭載チームを紹介します。毎号機オーダーメードで共に作業を練り上げ、要すれば機材を追加設計・製造し、トラブルの際も時間内に作業を完遂してきました。頼もしい、自慢のチームです。現在、レイトアクセスと呼ばれる打上げ直前のカーゴ搭載を行っています。地上60m高さにてフェアリングマンドアから足場を渡し、与圧部のハッチを開け、梯子を降り、その先端の限られた足場で荷物を搭載しています。内部はぎっしりと詰まっていますので慎重な作業用足場の設定や、難しい姿勢でのカーゴ固縛が求められます。
与圧部の打上設定後は打上げを待たずに筑波宇宙センターへ戻り、管制室からHTVフライトの支援に入ります。ISS到着後はもう一方のカーゴである曝露パレット/バッテリ交換作業や与圧廃棄カーゴ作業を支援します。
様々な方が支えてくれたHTVが無事に最終号機のミッション完了を迎えられるよう、全力を尽くします。
pic1 HTV9レイトアクセス作業フロアにて、IA・MHIのカーゴ搭載チーム集合
pic2 HTV9カーゴ搭載チームと 前列左が筆者
pic3 HTV-Xクルーレビュー#2にて
与圧モジュール内VR確認中(怪しげ…)
きぼうは2D CAD、HTVは3D CAD、HTV-XではさらにVRと設計ツールも進化
(関連)
iss.jaxa.jp/htv-x/news/pressurized/191220.html
pic4 桜の下で 家族と職場のサポートにより楽しくワーママ12年目♪
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