【HTV9リレーエッセイ】
三菱重工業(株)
HTV射場作業チーム(SHOT)副長
柴田克司
HTVは、とうとう最終号機になりました。
私のHTV歴は、1997年の予備設計からHTV開発に携わってきましたので、今年で23年。
HTVの開発をする前は、宇宙とは全く畑違いの設計を担当していましたので、右も左もわからない状態からのスタートでした。
開発当初は、再突入フェーズの軌道計画や再突入安全解析を担当し、その後は非与圧部とシステムを担当し、HTV7号機からはHTV射場作業隊(SHOT)の副長として種子島での射場作業に携わっています。
種子島宇宙センターで打上げ準備ができた後は、筑波宇宙センターに移動して運用支援を行い、HTVが再突入するまで見届けてきました。
HTVで思い入れがある運用イベントは、やはり再突入です。HTVの軌道変換用のメインスラスタは主系2基/従系2基の合計4基構成で、2回のマヌーバーで再突入しない高度まで軌道を下げて、最後のマヌーバで一気に高度を下げ、再突入を行っています。
HTV4(2013.9.7)の再突入の際には、ISSからHTVが再突入してバラバラになっていく様子がビデオ撮影され、大変感激したことを覚えています。
最終号機のミッション成功に向け、関係する多くの人々がOne Teamとなって『ひとつひとつを確実に』作業を進めていますので、みなさん応援よろしくお願いします。
pic1 HTV9(推薬充填前)を指さして
pic2 HTV射場作業隊(SHOT)10周年
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