何年も一緒にいるのに、なぜかその人と距離が縮まらない。そんなふうに感じていませんか。
精神科医として伝えたいのは、深い仲になれないのはコミュ力が低いからではなく、自分の話をしていないだけだ、ということです。
職場の休憩室で交わすのは、たいてい天気と仕事の話です。何年くり返しても、相手のことはよく知らないままです。話す量が足りないのではありません。話しているのが自分の話ではないからです。当たりさわりのない話には、当たりさわりのない話が返ってきます。開けていない扉は、向こうからも開きません。
「うまく話せないから」と自分を責めている人ほど、実は相手の話をよく聞いています。次に何を返そうかと頭がいっぱいになる分、自分の話が出てこないだけなのです。足りないのは話術ではなく、一言の本音のほうです。「寒いですね」で終わらせずに「実は朝、布団から出るのがつらくて」と続けてみる。それだけで、話は自分の話に変わります。うまくなくていいのです。
この投稿を【保存】して、今週ひとりだけ、小さな本音を話す相手を決めてみてください。先に開いた側から、相手も開いてくれます。
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