夜ふと、「なんのために生きているんだろう」と考え込んでいませんか。
精神科医として伝えたいのは、その問いに今すぐ答えを出さなくていい、ということです。生きる意味は、探して見つけるものというより、生きているうちに、あとから追いついてくるものです。
意味は、その日のうちには分かりません。転校した日、仕事を辞めた日、入院した日。その日はただ必死なだけで、「あれがあったから、いまがある」と形になるのは、何年もたってからです。昔は素通りしていた歌の歌詞が、ある日ふいに刺さる。あれと同じ順番なのです。だから、意味が見えない自分を「空っぽだ」と責めなくていい。誰でも、途中では見えないのです。
今夜できることは、ひとつだけ。過去に自分が救われた日を、ひとつ思い出してみてください。「あの一言で持ち直した」「あの休みで戻れた」。その日は、それが救いになるとは知らなかったはずです。いま意味が見えないのも、同じ順番です。
この投稿を【保存】して、「なんのために」が重くなった夜に読み返してください。まず、生き延びる。意味は、あとから間に合います。
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